KLからJAL上級会員を目指す

マレーシアのクアラルンプールが生活と仕事の拠点ならば、JALマイルもJAL Fly On Pointも自然と貯まり、修行(無意味に飛行機に乗ってマイルやFly On Pointを貯める事)などせずともJAL上級会員に気が付いたらなっていた、なんて事も。ここではなぜKLではJAL上級会員になりやすいか、どのようなフライトを選べばJAL上級会員になりやすいか、私自身の体験を記録する事でお伝えできればと思う。

前提

まず、前提について少し。メーカーや商社の海外営業の方で、年に30回ほど世界を飛び回っている方は言わずもがな、きっと最上級会員にすぐなれるので、この記事はそのような方にとってはあまり意味が無い。私のようなマレーシアを生活と仕事の拠点とし(もしくはこれからしたいと考えている)、年に6回ほど海外出張、2回ほど海外旅行、1回ほど日本へ帰省するような方が一番参考にしていただけるのではないかと思う。勿論、JALカードは持っており、マイル、Fly On Point、上級会員についても一通り理解しているという前提だ(ここではFly On Point、上級会員とはなんぞや、細かい上級会員の特典には何があるのか、については細かく説明しない)。これらはJALのホームページに網羅的な説明があるのでそちらをご参照いただきたい。

マレーシア航空と日本航空はワンワールドメンバー

では、なぜKLだとJALマイル、Fly On Pointが貯まりやすいのか?答えは簡単だ。マレーシア航空と日本航空は同じワンワールドメンバーだからだ。ワンワールドメンバーの航空会社はほとんど全てがJALとマイル提携している。具体的な航空会社は以下の通り。名だたるナショナルフラッグ航空会社ばかりになっている!

ワンワールドアライアンスメンバー

ワンワールドメンバー航空会社の場合、基本的に飛行機で飛んだマイルに積算率を掛けた分JALマイルとFly On Pointも貯まる。これはマイルの事後登録でも大丈夫だ。従って、KLに住んでいれば、マレーシア航空に乗って出張や旅行に行くことで勝手にJALマイル、Fly On Pointは貯まる事になる。例えばマレーシアから成田までは 3,338マイルあるので、100%積算の搭乗券でマレーシア航空を利用すると往復で6,676 JALマイルとFly On Pointが貯まる。 マレーシアから香港だと1,582マイルあるので、100%積算の搭乗券でマレーシア航空を利用すると往復で3,164 JALマイルとFly On Pointが貯まる。また、同様にKLからオーストラリアのシドニーまでなら往復8,180 JALマイルとFly On Pointが貯まる、といった具合だ。

但し、同じマイル飛ぶ場合は、JAL便を利用する方がFly On Pointが貯まりやすい事には留意が必要だ。JAL国際線ではアジア、オセアニア路線はマイル数に積算率をかけ、さらにその1.5倍のFly On Pointを得る事ができる。とはいえ、KLからのJAL便はほぼ日本行きしかないので、日本出張や日本への帰省はJAL便、それ以外の出張や旅行はマレーシア航空を利用するという使い分けがベスト。KLは立地がとても良く、人気のリゾートである、バリ、プーケット、セブ、ランカウィ、ダナン、モルディブに近く、さらにビジネス都市である、香港、シンガポール、台湾、ホーチミン、バンコク、ジャカルタ、ムンバイ等にも近い。オーストラリアだって日本から行くよりもKLから行く方が近い。なのでビジネスにもリゾート旅行にもKLからマレーシア航空を利用するのはとても合理的(安いし)なのだ。日本発着ではなく、JAL便でもなくても、旅行と出張をしていたら勝手にJALマイルとFly On Pointが貯まる事間違い無し!

マレーシア航空ビジネスクラスの勧め

上述のようにKLを拠点とすれば、ビジネスにも旅行にもマレーシア航空を利用することでJALマイルとFly On Pointを自然と貯める事ができるが、座席クラスはビジネスクラスを利用する事をお勧めする。こちらも理由は簡単、安いからだ。出張は基本ビジネスだと思うが、旅行でも是非ビジネスクラスを。空間、サービス等の快適さがエコノミークラスと全然違う。せっかくの旅行狭いエコノミークラスで我慢するなんて勿体無い。予約時期にもよるが、一例としてKLから成田のJALビジネスクラス往復で約8,000リンギット(約21万円)のところ、マレーシア航空ビジネスクラスだと約5,000リンギット(約13万円)とJALの3/5程度の価格になる。マレーシア航空はとにかく安い。一方で、航空機やその内装、機材が古いかというと全然そんな事も無い。

また、積算率の点でもビジネスクラスは125%ととても良い。さすがに獲得マイル単価はビジネスはエコノミーより悪いものの(マイル単価を整理したサイトもあるがここでは割愛する)、上記快適さを考慮すると個人的にはやはりビジネスクラスだと思う。実はマレーシア航空は過去の2回の事故によるイメージダウン、労働組合の強固さによる固定費の負担、国営ファンド傘下による運営の非合理化といった事が理由で、経営状態はズタボロだ。そのためか最近ではマレーシア航空を民間会社に売却もしくは民間会社と合併させる案も浮上している。
マレーシア航空:売却か閉鎖の可能性

皮肉な事に、経営状態が悪いために、お客様の信頼を取り戻し、より多くの方に搭乗してもらおうとマレーシア航空は数々のプロモーション、キャンペーンを頻繁に出している。そういった意味でもマレーシア航空はやはりプロモーションを狙ってビジネスクラスが良いと思う(もっとマレーシア航空に乗ってあげて欲しい!)。

JAL便プレミアムエコノミーの勧め

一方、マレーシアと日本を行き来する場合は断然JALのプレミアムエコノミー席をお勧めしたい。理由はコストと快適さのバランス及びマイルとFly On Point単価がすべての座席クラスの中で最も安いからだ。

JALのプレミアムエコノミーはひざが前の座席に当たることは無く、エコノミーと比べかなり前のスペースが広い。もうこれだけで快適さはエコノミーと大きく違う。また、横幅も十分広く、座席に周囲から囲まれているという感覚は無い。結局、フライトの快適さは飲料サービスの質よりもスペース次第だと思う。特に長距離移動だと窮屈かそうでないかは死活問題。そういう意味でプレミアムエコノミーとエコノミーの差はプレミアムエコノミーとビジネスクラスの差以上に大きい。逆に言えば、プレミアムエコノミーを体験すると、わざわざビジネスクラスにする必要無いんじゃないか?という気持ちになる。

次に価格はエコノミークラスの1.6倍程度、ビジネスクラスの半額といったところだ。ビジネスクラスとの違いは座席がフルフラットにできるか、あとは飲食の多少のクオリティの差程度しかなく、それで価格が半額なのだ。また、エコノミークラスとの差の方がビジネスクラスとの差よりも大きいにも関わらず、エコノミークラスの約1.6倍程度の値段だ。プレミアムエコノミーのコスパが如何に良いかお分かりいただけるかと思う。

JAL便のアジア・オセアニア路線は積算率にさらに1.5倍をかけたFly On Pointが貯まるため、日本に行く場合は積極的にJAL便を利用すべきだが、プレミアムエコノミーはマイル、Fly On Point単価も全座席クラスの中で最も安い。例えば、KL-成田間往復は6,676マイルあるが、通常のエコノミークラスの場合、マイル積算率は50%で、これにJAL便の1.5倍をかけて5,007 Fly On Pointの獲得となる。価格は約2,500リンギット(約66,000円)なので1 Fly on Point当たり約13.2円の単価となる。一方、プレミアムエコノミーの場合、マイル積算率は100%なので、通常のエコノミークラスの倍である10,014 Fly On Pointも獲得できる。価格は約4,000リンギット(約106,000円)なので1 Fly On Point当たり約10.6円の単価となる。ビジネスクラスの場合はプレミアムエコノミーの倍ほどの価格がする一方、マイル積算率は125%とプレミアムエコノミーの1.25倍にしかならないので、詳細な計算をしなくともプレミアムエコノミーのFly On Point単価よりもどうしても高くなってしまう。 以上より、日本とマレーシアを行き来する場合は迷わずJALのプレミアムエコノミーを利用すべきなのだ。

私の2019年5月14日までのFly On Point獲得履歴

JALマイレージバンク画面

2019年5月14日現在、Fly On Pointは42,979獲得しており、あと7,021 Fly On Pointで50,000 Fly On Point到達 = JALサファイア会員になれる。2019年は6か月経たないでここまでFly On Pointを獲得したので、2019年は80,000 Fly On Pointを貯めて、JGC会員になった上で JALプレミアステータスの獲得を目指す予定だ。ちなみにJGCとはJALグローバルクラブの略で、サファイアステータス以上の方が入会できる。一番の特典は、JGC会員限定のクレジットカードを作り、年会費を毎年払い続けていれば、サファイアステータス特典が半永久的に継続できる点だ!毎年Fly On Pointを50,000以上貯めなくてもずーっとサファイアステータスの特典を享受できる。これはとてもお得なので絶対に目指すべき。JGCプレミアはそのさらに一個上のステータスになるが、残念ながら1年しか有効ではない。継続のためには毎年Fly On Pointを80,000以上貯める必要がある。これはさすがにちょっととハードルが高い。。。でもワンワールドメンバーの航空会社のファーストクラスラウンジが使えたりと、とんでもなく特典が凄いので、一度それを体験するために現在JGCプレミアを目指している。
JALグローバルクラブ(JGC)とは

私のFly On Point履歴を簡単に振り返ると、2月の台湾旅行(マレーシア航空エコノミー)とシンガポール経由の日本出張(JALビジネス)でそれぞれ2,500と10,800 Fly On Point獲得した。台湾旅行はビジネスでいくべきだったと反省している。格安チケットだったので復路の積算率が悪すぎて500 Fly on Pointしか貯まらなかったのだ。やはり旅行でマレーシア航空を利用する時はビジネスが良い。一方、シンガポール経由の日本出張はJALビジネスクラスだったにも関わらず、こちらも復路が積算率70%の座席となってしまった(往路は125%)。ビジネスクラスにはこの積算率70%の座席という罠があるので要注意だ。この点、JALのプレミアムエコノミーは積算率がすべて100%で統一されているので安心だ。プレミアムエコノミーでもビジネスクラスと同じ程度のFly On Pointは貯めれたのだが、出張は会社からお金がでるのでビジネスクラスに越した事はない。

その後、上記反省も踏まえ、4月の東京帰省と福岡出張はいずれもJALプレミアムエコノミーを使用した。価格もエコノミークラスの1.6倍程度、ビジネスクラスの半額なので、快適さやFly On Point単価を考慮したコスパがとにかく良く、KL-東京往復で10,800 Fly On Point獲得した(往復それぞれで400 Fly On Pointの搭乗ボーナス含む)。東京-福岡間は国内線分の約3,000 Fly On Point。実は国内線は積算率にさらに2をかけた分Fly On Pointが獲得できるお得路線になっている。福岡は現在KLからAir Asiaの直行便が就航しているが、Fly On Point獲得の観点から、福岡出張が入っても東京経由のJAL便を予約すべきだ。時間がかかり少し大変ではあるが。。。

上記に加え、JALカードのグレードをアップさせて、新規カード作成ボーナスとして5,000 Fly On Pointを獲得した。これら全部足し合わせて2019年5月14日時点で42,979 Fly On Pointを累積で獲得している。JALサファイアとJGC入会条件クリアまでは後少しだが、JGCプレミアまではまだまだ道は長い。年始めからここまでで、出張2回(日本)、旅行2回(日本帰省と台湾)だが、今年は少なくとも海外出張があと3回、海外旅行があと2回を予定しているので、なんとか2019年後半も前半と同じペースでFly On Pointを貯めていきたい。また旅行記などで逐次updateしつつ、2019年後半に再度整理して記事にしたいと思う。

  • Kufong
  • 上海生まれ、日本育ち、米国留学、そしてマレーシア移住。妻と一人娘と一緒にクアラルンプールで仕事をしながら楽しく生活。資産運用、レストラン巡り、旅行、そしてマレーシアが大好き。金融工学修士修了、CFA (Chartered Financial Analyst)。