ダナンは東南アジアのベストリゾートかも!ハイアットリージェンシーダナン泊

ベトナム屈指のリゾート地であるダナンを旅行したのでその紹介記事を少々。

旅行時期は2019年6月上旬。ベトナムがリゾートシーズンに入りたての時期になる。今まで東南アジアはタイのプーケット島、フィリピンのセブ島、インドネシアのバリ島、そしてマレーシアのランカウィ島とそれなりに旅行して来たが、今回のベトナムのダナンがその中で一番良かった。嬉しい発見なのでその理由も含めてお伝えしたい。

まずはダナンの場所から。

地図

ダナンはベトナムの第三の都市で、上の地図の真ん中の通り、南北に細長いベトナムの中で、北の首都ハノイと南の商業都市ホーチミンの丁度真ん中辺りにある。上の地図の一番右の通り、ダナンは海に面しており、南北に長いビーチが続いている。そのビーチ沿いの15kmもの区間にわたって無数のリゾートホテルが集まっており、現在も多くのリゾート施設が建設ラッシュとなっている。とにかく穏やかなビーチが非常に長く続いているのでその景色は壮観だ。リゾートホテルの数も正直数えられない程多くあり、正に東南アジアの一大リゾート地にふさわしい。

ダナンの市街地中心部はリゾートエリアから西に川を渡った地区にあり、昼も夜も多くの人で賑わっている。飲食店はもちろん、基本的な都市機能はすべて集積されている。市街地中心部から北とリゾートエリアの北の地域は新興開発地で高層ビルが建っている。2017年11月にダナンでAPEC首脳会議が行われたのは記憶に新しい所だ。イメージとしてはアジアのフロリダといった所か。

また、ダナンから南に30km程南下すればホイアンという街がある。ホイアンはガイドブックにも良く出るランタンで有名な街だ。その中の一部区画には車が入れない歩道者天国のエリアがあり(かなり広いエリア)、旅行客向けの雑貨店、レストラン・バー等が軒を連ねている。ランタンは綺麗だし、街には風情がある。

このように、ダナンと一口に言ってもかなり広いエリアを指すため、正直1~2回の旅行では絶対にダナンを知り尽くす事もダナンに飽きる事も無いはずだ。だから何度でも行きたくなるし、行く度にきっと新しい体験ができると思う。ダナンはそういう魅力に溢れたシティリゾートなのである。

空港の様子

ダナンに着き空港を出るとこのようにタクシー乗り場と両替店、SIMカード販売店がある。空港の両替店はレートが悪いと分かりつつも現金が無くては不安だという事で、まずは2万円程度ベトナムドンに両替。続いてSIMカードを購入。これで携帯で電話もインターネットもできる。ちなみに当時の市場レートは1円で215ドンだったが空港では1円180ドン程度と15%程度も手数料を取られてしまった。後日街中で両替した際は1円200ドンだったので可能ならば街中の両替屋でドンを購入する事をおすすめする。さて、東南アジアと言えばGrab。Grabはウーバーのような配車アプリでとても便利だ。Grabで車を呼び目的地のハイアットリージェンシーダナンへ向かう。

ダナン市内の様子

市街地からリゾートのあるビーチ沿いに向かう際に渡る川からの写真とリゾートに行く途中の美しい街並み。APEC首脳会議も開催された都市で、かつ東南アジアの一大リゾートだからか、道は舗装がしっかりされており、ゴミも少なくとても綺麗だ。

その後無事ハイアットリージェンシーダナンに到着。もう日が暮れたのでホテルレストランで食事して就寝。一日目はほぼ移動だけでとりあえず終了。

ハイアットリージェンシーダナンの敷地内の風景

二日目の朝は少し早起きしてホテル内を散策。ハイアットリージェンシーダナンは上の写真のような雰囲気。5つ星ホテルレベルとはさすがに言えないが、4つ星レベルではある。清潔感、リゾート感は素晴らしいものの、少しホテル棟がアパートのように安っぽく思えるのは気のせいだろうか。とはいえ、全体的には洗礼された高級ホテルの印象だ。

ハイアットリージェンシーダナンのプライベートビーチ

朝は人がほとんどいないから気持ちが良い! と思ってビーチに出ると、目を疑うような光景が。なんと、まだ朝の7時前なのに隣の敷地にウェディング写真をとっているカップルの他、海水浴を楽しんでいる人々の姿が!後に分かった事だが、どうも隣の敷地は一般客に開放されているビーチらしく、旅行客のみならず、早起きの地元の人間も朝から海水浴を楽しんでいるらしい。ハイアットリージェンシーの敷地内はというと、左上を除くその他写真の通り、ほとんど人はいなかった。それにしても静かなビーチで拝む朝日は美しく、何か活力をいただいているようなすがすがしい気持ちになる。

その後はホテルレストランで朝食。ハイアットリージェンシーダナンは朝食のメニューがあまり無くクオリティも高く無い事には少し失望した。韓国人の宿泊客が非常に多く、ホテル所有者が韓国資本なのではないかと思ってしまう。そのためかキムチなどは朝食にあるが、饅頭、炒め物などの中華、味噌汁、刺身などの日本食はほぼ無い。施設はとても充実しているのに勿体無い。

ハイアットリージェンシーダナンのプールとプライベートビーチ

朝食後はビーチとキッズプールへ。ビーチはホワイトサンドで砂が細かい。青海とのコントラストがとても美しい。キッズプールには砂場までついていて大勢の子連れ家族がリラックスタイムを楽しんでいた。私の娘も砂場とプールにベッタリ。このキッズプールは50m先に大人用プールとつながっており、一続きの巨大なプールを形成している。大人用プールの写真は無いが、とにかく水遊びに飽きる事は無いほどプールがホテルと一体化していて充実している。それにしてもまだ10時頃というのにこの暑さは何だろうか。クアラルンプールよりも3~5度暑いぐらいに感じる。

ハイアットリージェンシーダナンのレストラン料理

遊び疲れ、体が焼けた後はホテルでランチ。ベトナム料理の定番、チキンフォーと生春巻きをオーダー。うーん、美味。ベトナム料理は東南アジア料理で一番口に合う。正直、香辛料だかけで味がきついタイ料理や油だらけのインドネシア、マレーシア料理と比べるとベトナム料理の方が断然美味しい。

これに加え、地ビールのSaigon Specialとカクテルのマルガリータもトライ。料理に合う!Saigon Specialはのどごしすっきり、炭酸と泡もきめ細かい日本人に合うビールだ。マルガリータも適度な塩分と甘酸っぱさが体を癒してくれる。焼けた体にクーラの効いたレストランでの美食美酒は幸せそのものだ。

ハイアットリージェンシーダナンの客室

ランチをゆっくり食べくつろいだ後は一気に家族全員に眠気が。ホテルの部屋に戻って昼寝する事に。ちなみに部屋の内部は上の写真のようになっている。テレビ台を挟んでベッドと洗面台がつながっており、洗面台の左右にバスルームとトイレが配置されている。ベッドルームとバスルームの大きなガラス張りの窓は開放的である一方、外から中が丸見え。外はプライベートプールがあるため、わざわざブラインドを下げてからで無いと、着替えたりシャワーも浴びれない。男ならまだしも女性ならなおさらだ。正直、違和感のある部屋だったし、機能的にも改善の余地がある。とはいえここはリゾート。そんな事は忘れて開放的になれば良いのである。そう思いつつすぐ眠りについた。

Pizza 4P’sの外観と内装

遅い昼寝後のディナーはダナン市街地にあるPizza 4P’sへ。おしゃれな外観だ。事前予約していたのでテーブル確保は問題無かったがほぼ満席だった。その人気の高さがうかがえる。店内は清潔でシックな内装で天井も高く開放的。ローカルと外国人が半分半分といったところか。地元客にも駐在員にも旅行者にも来ていただいているのは美味しい証拠だ。テーブルにはオーダー用のポータブル端末機が。テクノロジーもしっかりしている。

Pizza 4P’sのメニューの一部

上はメニューの一部。基本的なイタリアンのメニューはそろっている。後は味次第。ピザ屋なのでやはり売りは自家製チーズを使用した焼きたてのピザ。頼まない訳にはいかない。その他ワインやビールの種類も多い。ワインは選択できるグラスワインがそれなりにあるのが嬉しい。早速タッチパネルで注文。

Pizza 4P’sの料理の数々

これらはオーダーした一部。やはり特記すべきはメインのピザとパスタだろう。ピザは生ハム&モッツァレラチーズとハニー&チーズのハーフアンドハーフにした。これが大当たり!生ハムの塩味とモッツアレラチーズのマイルドでクリーミーな味が最高のハーモニーを醸し出す。その後にハニー&チーズも食べると、なんとハニーの優しい甘さがお口直しになり、これまた絶品!交互に食べていくともう止まらない止まらない。危険だ(笑)。パスタはシーチキンと蟹クリームのスパゲッティ。しっかり蟹エキスが出ていて濃厚。シーチキンも良く合う。それにパスタは芯がほんの少しだけ硬さが残っている私が一番好きなゆで加減。食感も楽しめ言う事無し。

あまりに美味しすぎて衝撃を受けたので、このPizza 4P’sって一体何者なんだ?と思いすぐさま調べて見たところ
The SEA Startups 100という東南アジアにある将来性のあるスタートアップ企業を紹介するWebsiteに色々説明があった。説明文をそのまま引用すると、

”Pizza 4P’sは、ベトナムのホーチミン、ハノイの中心になる日本とイタリアンの融合したレストランです。畑でつくったものを届けることを思いとして、ダナンの農場でつくった自家製のチーズや、職人がつくった薪で焚くオーブンを使って、ナポリスタイルのピザを日本アレンジで届けています。2011年につくって以来、ホーチミンにあるNo1レストランとしてトリップアドバイザーで評価を受け、foody.VNの口コミ評価でもNo1になりました。NYタイムズや、Forbesといった国際的な雑誌にも取り上げられました。2020年までに東アジアで100のレストランをつくろうとしています。 ”

とある。おお、なんと数々口コミ評価で1位を獲得し、超有名雑誌にも取り上げられているではないか!

Forbes Japan記事:食べながら学ぶ ベトナムのピザ屋に世界のメディアが殺到する理由

New York Times記事:In Vietnam, Pizza From Farm to Table

創業者兼経営をしているのは益子さん。元サイバーエージェントベンチャーズのベトナム責任者でベンチャーキャピタル投資を担当していた方だ。ベトナムの文化、成長スピードに心惹かれ独立を決意したようである。運営会社はPizza 4P’sブランドのピザレストランの他、Box 4P’sというブランドで自家製チーズ、ヨーグルト、スイーツのセールもオンラインで行っている。これらの野菜はベトナムの高原で栽培した良質なものであり、チーズも北海道で行われている特殊な製法をベトナムの農場に導入し自家製のものを提供している。どうりでこんなに美味しいチーズをピザレストランで提供できるのだと納得。ベトナムにはすでに十数店舗あるようで、ホーチミン店が一番有名だそう。ホーチミン旅行をした際は是非立ち寄りたい。

陳めしの内装

三日目の朝も二日目と同様にホテルレストランで朝食をとった後、プールとビーチで昼前までひたすらリゾートを満喫。 そして昼食にダナン市街中心部にある陳めしという日本式中華レストランへ。店内は上の写真の通り、一階はキッチンが見えるカウンターテーブル主体、二階はテーブルのみで落ち着いて食事がしたい家族やグループ向けになっている。

調べて見るとこのお店のオーナーである陳さんは台湾人で、4歳の時に来日。 その後、服部栄養専門学校を経て目黒雅叙園のキッチンで3年働いている。その後、ベトナムはホーチミンで飲食店のマネージャーを経験し、新店舗立ち上げのためにダナンに移住。そして2016年にホットドッグ専門店 Dog Star’s を知人とオープンし、2017年に日本式中華レストランであるこの陳めしをオープンしたようだ。

陳めしの料理の数々

本格的な中華レストランほどのメニュー数は無いが、日本式中華料理屋にあるメニューはほぼ揃っている。中華だが、あくまで日本式中華だ。試しに、卵とトマトの炒め物、麻婆豆腐、ラーメン、餃子を頼んでみた。出てくる料理はどれもボリューミーで美味しそうだ。実際の味はどうだろうか、口に入れてみる。おお!美味!どれも期待を裏切らないおいしさだ。日本式中華なので絶対日本人の舌に合う。これは現地駐在員や旅行者は間違いなく来るなと確信した。勿論お気に入りのビールであるSaigon Specialもオーダー。家族みんなが大満足で腹いっぱい食したが、かかったのはたったの3,000円程度。安い!コスパが良すぎる!陳めし、ダナンを訪れたら必ず行くべし。

そして、ふと思った。ダナンにあるレストランはどこもはずれがなさそうだと。しかもピザ、パスタ、ラーメン、中華、フォー、生春巻きを問わずどれも美味しい。これは全体的にベトナムの文化が中国や日本と近いからではないだろうか。そして、東南アジアの一大リゾートとしての地位で世界中から腕利きの料理人やビジネスマンが競って美味しいレストランを開業しているのではないか、と。事実は分からない、しかし、確実に言える事は、ダナンでの食はマレーシアよりも圧倒的に充実している点だ。残念だがマレーシアの完敗を認めざるを得ない。改めてベトナムの凄さ、ダナンの素晴らしさを感じた。

ホイアンの昼の様子

陳めしで昼食後は有名な観光地であるホイアンへ。ホイアンはダナン旅行のガイドブックにはほぼ確実に出てくるランタンで有名な風情溢れる町だ。Grabを使って30kmほどハイアットリージェンシーホテルを南下すると着く。上の写真の通り、町は賑やかで多くの雑貨屋、レストラン・バーが軒を連ねる。町の至るところにランタンがあり、ランタンの形をしたユニークなオブジェも点在。川が町中を流れており、両岸ともに店がびっしり。歩行者天国になっている区画だけでも相当広いのでわくわくが止まらず歩きに歩いた。そうするとなんと悲劇が!熱中症と思われる症状に急に襲われてしまったのだ。すぐさま水をがぶ飲みするもなかなか回復しない。仕方なくホテルに戻りクーラーの効いた部屋で休む事にした。 本当は夜までお店巡りをして、町中のランタンがライトアップされた幻想的な光景を見たかったのに。。。 非常に残念!熱中症がここまで苦しいとは。。。

ホイアンの夜の様子(ネットから参照)

ちなみにネット上の写真ではあるが、本来ならばホイアンの夜はこんな感じになるようだ。この雰囲気を一度は体験してみたかった。必ず再度ホイアンに行くことを決意した。

ホテルでクーラーを強く聞かせて休んだ事でなんとかその後体調は回復。せっかくなので夜は外で食べようと調べて見ると、オーベルジーヌ49というフレンチレストランに辿りつく。ベトナムは昔フランスが統治していた事を改めて思い出す。そうだ、美味しいフレンチを食べない訳にはいかない。ディナーはオーベルジーヌ49に決まった。

Aubergine 49の内装(Webから参照)

内装は写真を撮っていないのでWebpageのもので代用。御覧の通り、邸宅スタイルのフレンチレストランになる。実際レストランに入って思ったが正直上の写真ほどはお洒落では無い。但し雰囲気は伝わるかと思う。

Aubergine 49のコース料理

せっかくなのでコース料理をオーダー。色々創作フレンチが出て来る。楽しみにして口にいれると、あれっ?それほど美味しく無い。自分が貧乏舌だからなのかそれとも?いや、明らかに所謂美味しい料理ではない。期待していた分、がっかりは強かった。料理で一度失望してしまうとせっかくソムリエにペアリング用として選んでもらったワインも楽しめない。非常に残念だ。多分ダナンには他にもっと美味しいフレンチレストランがあるはずなので、それは次回のダナン旅行のお楽しみとしておこう。

まとめ

思いのまま今回のダナン旅行について書いて来たが、一番伝えたいのは、ダナン、そしてベトナムは人も、文化も食事も、気候も、日本人との相性も全てにおいて東南アジアで一番、という点で、最後に以下の通りまとめて終わりとしたい。今回のダナンの旅は大満足だったので、まだの方は是非いかれる事を強くお勧めする。

  • 人は実直で謙虚で正確が日本人と似ている。日本の事が好きで、親日家が多い。英語が通じないのが難点だが、根気良く説明していれば相手はしっかりこちらを理解しようとしてくれる。
  • 中国に近いため、中華圏の文化に似ているものの独自の文化も育んでいる。これに加え、フランス統治時代に多くのフランス文化が流入し、正に東洋と西洋の融合を感じ取ることができる。雑貨等のデザインや柄はおしゃれでかわいいものが多く、日本の女子はきっと好きだろう。Amaiという陶器ブランドは今、日本人はじめ世界中で人気。
  • 食事がとにかく美味しい。定番のフォーや生春巻きはじめ、卵で包んだクレープのようなものやその他料理も全部日本人の口に合う。これに加え、フランス統治によりフレンチの文化も入っておりクオリティの高いフレンチも楽しめる。勿論、中国と陸続きで古くから交流があるベトナムは美味しい中華料理もある。高度経済成長真っただ中にあるため、世界中からシェフや経営者がハイクオリティのレストランをオープンさえており、自然とレストランの競争環境ができているように思う。
  • 年中温暖で過ごし安い。但し、6-8月はマレーシアやシンガポールよりも暑く、猛暑なので注意が必要
    特にダナンはリゾート地で大開発が現在進行形で行われており、今後の発展に目が離せない。東南アジア一番のシティリゾートになるのは間違いないだろう。
  • Kufong
  • 上海生まれ、日本育ち、米国留学、そしてマレーシア移住。妻と一人娘と一緒にクアラルンプールで仕事をしながら楽しく生活。資産運用、レストラン巡り、旅行、そしてマレーシアが大好き。金融工学修士修了、CFA (Chartered Financial Analyst)。